No.3 不安障害とわたし~自己紹介・体験談その③・良い心療内科選び~

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皆さん、心療内科についてどう思いでしょうか?

「偏見があり行きずらい」「行きたくない」と思われる方が多いと思います

しかし、心療内科は治療が遅れてしまうと病状が悪化して日常生活に支障がでてしまいます

今回、パニック発作が出現した時の私がこの体験をしてしまいました

今は心療内科に通院して内服治療を行いながらあの時の苦痛から逃れることができ、日常生活もリハビリ出勤も支障なくできるようになりました

と言っていますが、実は1回目の心療内科受診時病院選びを間違ってしまい、メンタルがヅタヅタになってしまった経過があるのです

幸い、現在の心療内科の先生もとても良く信頼して治療を受ける事ができています

今回は、私の体験談を通して心療内科の選び方をお話しさせていただきます

心療内科には絶対行かない!!

3月の中旬に過換気発作が出現した翌日からパニック障害に悩ませれて日常生活も送れず、仕事を行くことすらできない状況でした

私は看護師です

自分の状態が心療内科の通院が必要であることは理解できましたが、「心療内科の薬は飲みたくない」との思いから、心療内科受診は拒否、自分で何とかしようと思っていたのでした

実は、パニック障害は脳の機能低下からくる病気なのです

パニック障害は適切な診断がなされず治療が遅れてしまうと慢性化して、広場恐怖症・うつ病を併発して治療が難しくなり、何年も治療が必要となります

しかし、早く心療内科を通院して治療を開始すれば経過も良く回復も早いのです

私は、お恥ずかしいことにこんな知識もなく、偏見から自分で何とかしようと思ってしまったせいで広場恐怖症・予期不安・回避行動が加わり、おまけにうつ病も併発して7か月も病欠となってしまいました

現在はリハビリ出勤を行っていますが、周りには理解できない苦しみに苦しんでいる自分がいます

朝太陽を浴びて、規則正しい生活・食事、ウォーキング・ヨガ・瞑想をい、暴露療法を行うことが効果的であると考え自己流で症状改善に向けて行動をしていました

効果はありました…が、時々襲ってくる動悸に恐怖感…

耐えられなくなり心療内科受診・薬の治療を受け入れることができたのです

心療内科受診の失敗談

パニック障害が出現してから仕事を休むことになりました

病気で休む場合は診断書が必要です

心療内科に受診しなくてはなりません

私の住む所はそこそこ心療内科の病院はありますが、口コミが悪い所ばかり

「看護師が患者に聞こえる声で患者の悪口を言っている」「医者は患者の目を見ないで話す」「心が弱いんじゃない?と言われた」「怠けているんじゃない?と言われた」「相談しても親身になって話を聞いてくれない」「仕事のことをはなしたら、そんな病院やめれば?と言われた」

まぁ、あの頃はスマホを使うだけでパニック発作が出現するレベルだったのに、こんな文章を読んだらますます具合が悪くなっていったのです

そんな状態でなんとか1つの病院を選びました

電話をしたら受付の方が「内科的な病状も見てもらえる心療科にしましょうか?」と丁寧に説明してくれました

「きっと良い病院だ」

受診当日、なんとか頑張って車を運転してA病院へ行きました

医師は70近くのおじさんでした

私の病状の経過を話すと鼻で笑ったり、どうでもいいうんちく話を始めたり、おまけに診察台に寝て腹式呼吸の指導を受けました

「なんかあやしい…」

看護師なのでやぶ医者であることを見抜きました

しかし、その時の私は診断書が欲しいだけ

我慢して診察を受けました

その医師に「診断書が必要なんですが頂けますか?」と言ったとたん

その医師は顔色を変えて「っえ!!なんで!!あなたの病気はいつ治るかわからないでしょ?診断書なんて書かないよ。紹介状は書くけどね。」

今思えば怒りがこみ上げますが、あの時は症状が辛く考えることができなかったのです

その話を現在の主治医に話をしたら「専門医じゃなかったんでしょ?」と言われました

そうです、専門医ではなかったのです

でも、初めての心療内科選び、風邪で病院を受診することは慣れていますが、心療内科は未知の世界

心療内科の病院を選ぶ時はこころの病気に罹患したとき

知識も情報もなく、メンタル低下中に良い心療内科の病院を選ぶことはとても難しいことでした

良い心療内科の病院の選び方

良い心療内科の病院の選び方

こころの病気は治療には長い時間が必要となります

そのためには信頼のおける心療内科の病院と主治医に出会うことが大切です

今回、私が経験した良い心療内科の病院選びのポイントをお話しします

良い心療内科の病院選びのポイント

  1. 心療内科の専門医である
  2. ホームページに経歴が載っている
  3. 臨床経験が豊富であること
  4. よく話を聞いてくれる
  5. 病状をしっかり説明してくれる
  6. 薬の知識がしっかりしている
  7. 通院できる範囲であること

心療内の治療で一番大切なことは会話の中から病状の変化を観察して、必要な時に薬のコントロールをしてもらえる病院選びが大切だと痛感しました

心療内科選択でお困りの方、ぜひとも参考にしてもらえたらと思います

良い心療内科医院の紹介

冒頭で、過換気発作1週後に心療内科を受診して、やぶ医者でメンタルがズタズタになって帰って来たとお話しさせてもらいました

やっとのことで行けた病院で診断書を書いてもらえない

心療内科と謳っておきながら診断もあやふや、診断書も書かない…

あの時の私は再び自力で心療内科を探す気力がなくなってしまったのです

とりあえず、職場長に相談と連絡をしました

職場長は職場でも心療内科受診しているスタッフがいたためお勧めの心療内科を紹介してくれました

それが現在通院治療をしてる心療内科医院です

職場は心療内科を受診している方がいるかと思います

信頼できる職場長や職場の人に心療内科選びに困っていると相談し情報を得ることも手段かと思いました

紹介された心療内科医院を受診

現在通院している心療内科医院です

建物のなかは落ち着いた雰囲気、待合室は常に超満員です

中学生からお年寄りまで沢山の患者さんがいました

人気な心療内科医院なはずです

1回目の受診は半日かかりました

と言っても内容は問診表を記入(慣れない質問が多く20分位かかりました)、採血(体に異常がないかの確認)が先にありました

その後は通院患者さんの治療が終わってからの受診となるため、2時間待ちました

その後診察室に呼ばれて1時間会話をしての診察です

家族構成、生まれた場所・今住んでいる場所、学歴、症状、症状が起きるまでの経過…

あの頃は、状態も良くなかったためほぼ無表情で息切れをしながら頑張って話していました

主治医は「そうなの」「頑張ってきたね」「つらかったでしょ」などと相づちを打ちながら目を見て話しを聞いてくれました

そして、今の私の体の中で起きている症状や、今までのストレスの量など沢山説明して下さいました

  • ストレスが溜まり続けて海馬の機能が低下してパニック発作が出現していること。
  • ストレスのMAXが100%、過呼吸を150%だとすると普通の人は100%以下を調整しながら生活をしている。しかし、corocoroさんの場合は100~150%を行き来して生活をしていた。
  • 運転時に過呼吸を起こすのは、運転のストレスレベルが20%だから。
  • 40歳代の自律神経の働きは20歳代の半分。気力では治らない。

全て納得しました

診断は「不安障害」

そして主治医は「大丈夫です。僕が病気を治します。僕に任せて下さい。」と言ってくれました

とうとう来た!!薬の処方!!

風邪を引くと薬を飲むのに、なぜ心療内科の薬は飲みたくないんでしょうか

未知の世界だから恐怖なのです

もしくは偏見や怖い印象をお持ちの方もいらっしゃるかと思います

私は全て当てはまっていました

そしてとうとう「薬を処方します。頑張って飲み続けましょう」

さけては通れない時がやってきたのです

わかっていても薬を飲む恐怖は拭えませんでした

その時はエスシタロプラム錠2.5mg夕食後1回、不安時アルソプラム錠0.4mgが処方されました

これで健全な状態に向けて治療を頑張れると思う反面、薬を飲む恐怖が入り組んだ複雑な思いのまま夕食後の内服を迎えました…

まとめ

この日から半年たった現在、エスシタロプラムOD錠5mg、レキサルティOD錠0.25mgへ薬が増量になりあの時の苦痛はなんだったのだろうと思う位に回復しています

しかし、内服の副作用、「薬の量を増やします」と言われた時の恐怖との闘いはありましたが1週間耐えればなんてことありませんでした

今の主治医は内服の副作用や私が副作用の恐怖を感じていることを考慮して、安心した説明と声かけをしてくれて治療を行えています

これは体験した人でないとわからないですよね…

次回は薬の内服の知識と私が体験した副作用についてお話しします

~不安障害・パニック障害で悩んでいる方いつでも相談うけつけます~

💗自分のペースでゆっくりといきましょう💗

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